香りの散歩道


神田古本まつり

墨絵・朝野泰昌
「朝野家 香りの散歩道」
この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りします。

読書の秋という言葉があるように、夜が長くなると、「ちょっとだけ本を開いてみようかな」という時間が持てそうですね。
なかには、古い本の匂いを嗅ぐと落ち着く方もいらっしゃるでしょう。

本の街、東京の神田神保町(かんだじんぼうちょう)では、毎年秋に『東京名物・神田古本まつり』が開催されます。
この街は、古本を扱う店、古書店(こしょてん)が軒を並べる、世界最大規模の古書店街。

学生や研究者が、昔の貴重な文献を探し当てたり、ふらりと立ち寄った人が、人生を変えるような一冊に出会ったり・・・。
さまざまな物語が生まれる場所でもあります。

神田古本まつりが、初めて開催されたのは昭和35年。
今から60年以上前のことです。
当時は、出版業界も高度経済成長の波に乗り、新しい本が次々に出版されて、古本の人気にかげりが見えはじめた頃だったとか。

「このままでは、いけない、なんとか以前のような活気を取り戻そう」と、知恵を出し合って思いついたのが、期間限定の安売り。
空き地に露店を出して、古本の「青空掘り出し市」を開きました。
これが大成功で、連日多くの人で賑わったそうです。

回を重ねて、第64回の今年は、10月25日から開催される予定です。
本を愛する人が通りにあふれる秋の風物詩。
みなさんも機会があれば、『東京名物・神田古本まつり』に立ち寄ってみませんか。


「朝野家香りの散歩道」この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りしました。

*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

10月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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